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モニク・ルバイイ『ギロチンの祭典 死 刑執行人 から見たフランス革命』(共訳、ユニテ、1989年)

代々死刑執行人を務めたサンソン一家の5代目シュルル=アンリ・サンソンは、まさにフランス革命期の首切り役人としてル イ16世 の処刑にも携わった。その彼が遺した日記を再構成した本書は、フランス革命下の恐怖政治のありさまを死刑執行人の目を通して描いたものとなっ ている。

第1章 市民たる死刑執行人シャルル=アンリ・サンソン

第2章 王の処刑者シャルル=アンリ・サンソン

第3章 処刑台年代記作者シャルル=アンリ・サンソン

第4章 シャルル=アンリは黙る・・・赤色テロの終焉

エピローグ

訳者:柴田道子、白石敬晶、田川光照、田中正人、浜名優美、福井和美、丸岡高弘

380ページ

定価:本体4470円

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ドクター・カバネス『鞭と梅毒  ヨーロッパの 一裏面史』(共訳、ユニテ、1990年)

20世紀初頭に活躍した医者にして歴史家のカバネスが、歴史に埋もれた秘話を軽妙に語る。気楽に読んで楽しめる本。

Part 1 ルソーは自殺だったのか

Part 2 クレオパトラと毒蛇

Part 3 雅の世紀において「花柳病」はどのように予防されていたか

Part 4 狂える王妃ファナ

Part 5 ナポレオンはてんかん患者であったか

Part 6 18世紀における王家の結婚事情

Part 7 モードは病気から生まれるのか

Part 8 ポンパドゥール夫人を診断したら

Part 9 宮廷ならびに巷間における鞭打ち

訳者:柴田道子、田川光照

189ページ

定価:本体1796円

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ドクター・カバネス『衛生博覧 会』(共訳、ユ ニテ、1991年)

20世紀初頭に活躍した医者にして歴史家のカバネスが、歴史に埋もれた秘話を軽妙に語る。気楽に読んで楽しめる本。

第1話 パリの医学生

第2話 女性性器の衛生

第3話 コレラ奇談

第4話 王様の道化師

第5話 宮廷の小人たち

第6話 瀉血の風習

第7話 ならず者たちの王

第8話 尿・おなら・げっぷ

第9話 痰を吐くのはスポーツか?

第10話 カリオストロとメスメル

訳者:柴田道子、田川光照

204ページ

定価:本体1650円

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ピエール・ダルモン『ロデスのうわ さ 19世紀 フランスの一大まやかし裁判』(新評論、1993年)

1817年、南フランスの古都ロデスで、元検事が殺害された。裁判の結果、3名の死刑囚は無実を叫びながらギロチンの露 と消え る。それから200年近く経った今日、著者ダルモンの筆によって隠された真実が白日の下にさらけ出される。民衆の噂・陰口、司法・行政当局に よる虚偽の事 実のでっち上げ、鍵を握る謎の人物マンゾン夫人の揺れ動く心理・・・

第1章 暗黒の町

第2章 うわさ

第3章 「巨人バスティド」の奇妙な行動

第4章 高利貸しジョジオン

第5章 夢見がちな少女クラリス

第6章 黒ベールの女

第7章 ロデスの茶番劇

第8章 マンゾン夫人登場

第9章 大恐怖

第10章 いたちごっこ

第11章 第2の被疑者団

第12章 アルビの悲劇

第13章 名誉回復

第14章 真相

訳者:田川光照

294ページ

定価:本体3000円

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ディディエ・ヌリッソン『酒飲みの社 会史 19世 紀フランスにおけるアル中とアル中防止運動』(共訳、ユニテ、1996年)

フランスの19世紀は、「飲むことの民主化」が行われた世紀であった。誰もが酒瓶を手にし「飲む権利」を行使する一方 で、「アル 中」が新しい社会悪として登場する。

序 飲む権利

I 飲み物と飲んべえ

II 誰の手にも届くアルコール飲料

III 好みとアルコール

IV 大酒飲みについての新たな視点

V 都市の酒飲みたち

結び 酒飲みのわが世の春

訳者:柴田道子、田川光照、田中正人

口絵+341ページ

定価:本体4500円

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ピエール・ダルモン『癌の歴史』 (共訳、新評 論、1997年)

古代ローマ・ギリシアの昔から現代にいたるまでのガンの歴史。ガン概念・ガン治療概念の変遷、ガンを前にしての医者およ び患者の 心性、ガン患者につけこむペテン、文学にあらわれたガン・・・。考えられうるあらゆる観点から描き壮大なガンの全体史。

 第1部 ヒポクラテスから病理解剖学革命まで(紀元前5世紀から19世紀まで)

第1章 ガンと、ガンについての学説 古代と中世

第2章 新しい学説とリンパ液の勝利 16世紀から18世紀まで

第3章 病理解剖学革命 19世紀

第4章 治療法(1) 焼きゴテ、火、焼灼剤

第5章 治療法(2) 対症療法

第6章 人間とガン(1) 相貌と強迫観念

第7章 人間とガン 病因学、社会対策のパイオニア

 第2部 集団的問題 不安の高まり(1890年から1920年まで)

第8章 災禍の神話的地理学 ガンに罹りやすい村、家、国、人種

第9章 批判を浴びる新しいガン学説

第10章 ガンと文明 統計および病因の問題

第11章 治療法(1) 新しい特効薬と血清療法

第12章 治療法(2) 新しい外科学

第13章 ガン患者を救う妖精のごとき電気

第14章 集団的不安の発生、微生物という強迫観念、早期検診、「マスメディアの役割」

第15章 ガン患者の条件

第16章 ガンの無法者たちと社会的要請

 第3部 大いなる恐怖(1920年から1990年まで)

第17章 20世紀におけるガン研究のイメージと着想

第18章 統計学と病因学との教訓

第19章 ガン化と外因性要因

第20章 現代のガン治療

第21章 早期検診、賢明さと妄想の狭間で

第22章 罪ある人間(1) 文明の消えない罪業

第23章 罪ある人間(2) 心因性ガン

第24章 心因性ガンから集団的幻覚へ

第25章 ガン患者の弱みにつけ込む いかさま治療師、狂信家、詐欺師

第26章 ガン患者、その姿、メディアにおけるその利用法

第27章 神話から現実へ ガン患者になって

第28章 ガンに罹って、治ること。ガンに罹って、死ぬこと。

結び

訳者:河原誠三郎、鈴木秀治、田川光照

618ページ

定価:本体6000円

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『フランセ・ファスィル(第2 版)』(共著、 ユニテ、2000年)

大学1年生用のフランス語文法教科書。

著者:愛知大学名古屋校舎フランス語教室(河原誠三郎、田川光照、Ben Lahcene)

67ページ+動詞活用表

定価:本体2300円

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『ことばを考える 4』(愛知大学言 語学談話会 編、あるむ、2001年)

伊藤忠夫「言語の起源について考える-フィリップ・リーバーマンの説を紹介する-」

岸谷敞子「言語研究における「話者(Sprecher)」の概念について」

河田賢二・林芳樹「数学からみた言語」

林芳樹「言語の統計的特徴と暗号-阿川弘之「山本五十六」と暗号とその解読-」

平尾節子「ヨーロッパ連合(EU)における語学教育-The New EU Education and Youth Programmesの視点から-」

安藤聡「英国庭園の読み方-英語的発想と「不規則性」-」

加藤俊夫「小説の書きだし あるいは散文表現の獲得をめぐって」

高橋秀雄「『星の王子さま』を原文・日本語訳対照で読む」

田川光照「フランス革命期に議員の意味で用いられた<mandataire>をめぐって」

鄭高咏「「漢語」における借用語-中国近代以前を中心に-」

矢田博士「「短歌行(周西伯昌篇)」考-正当性の主張と自戒を込めて-」

編者:愛知大学言語学談話会

261ページ

定価:本体2000円

 

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『人はなぜ暴力をふるうのか』 (共著、梓出版 社、2003年)

共同研究「暴力および暴力論」の成果。

はしがき

第1部 暴力理論の諸問題

 第1章 自然と暴力 フロイト「文化への不満」について

 第2章 共同体と暴力 ジラールの暴力論

 第3章 国家と暴力

 第4章 キリスト教と暴力

 第5章 哲学と暴力 アーレントの暴力論

第2部 暴力の現象と本質

 第1章 現代社会と暴力 エーリヒ・フロムの社会的性格論について

 第2章 文学と暴力 サドの場合

 第3章 デモーニッシュなる近代と暴力

 第4章 戦争という暴力

 第5章 死と暴力 「いじめ」の場合

あとがき

参考文献

著者:海老澤善一、高須健至、田川光照、竹中克英、常石希望

202ページ

定価:本体2000円(税込み2100円)

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ピエール・ダルモン『人と細菌』 (共訳、藤原書 店、2005年)

細菌に関する総合的歴史書。近代医学の最も重要な事件---「細菌の発見」。顕微鏡観察から細菌学の確立に至る200年 前の「前 史」、公衆衛生への適用をみぐる150年の「正史」を、人間の心性から都市計画まで視野に収め論じる野心的大著。

総序

第1編 細菌の征服

 第1部 微生物学の歴史(1674-1855)

第1章 初期の顕微鏡

第2章 自然の細工師---アントニー・ファン・レーウェンフック(1632-1723)

第3章 18世紀における顕微鏡の楽しみ

第4章 顕微鏡と生殖(17-18世紀)

第5章 自然発生という難問題(17-19世紀)

第6章 人を殺す大地---発散気と瘴気

第7章 幻視者それとも先駆者?---生物伝染説

 第2部 パストゥール革命(1855-1879)

第8章 革命の始まり---発酵素から自然発生まで(1855-1860)

第9章 パストゥーループーシェ論争(1858-1964)

第10章 酢、ワイン、ビールの微生物(1861-1866)

第11章 カイコ病(1865-1869)

第12章 細菌の登場と消毒の始まり

第13章 炭疽が秘密を明かす

第14章 最初の実験室ワクチン---鶏コレラと炭疽(1879-1881)

 第3部 微生物学の飛躍(1880-1920)

第15章 微生物学派の人々

第16章 微生物学派の人々---その日常

第17章 微生物学の初期---病原菌の手がかり(1880-1884)

第18章 パストゥールと狂犬病(1880-1887)

第19章 旧学派の崩壊(1884-1887)

第20章 パストゥール研究所の設立(1886-1888)

第21章 微生物学における最大の錯覚(1890)

第22章 ジフテリア、破傷風、腸チフス、梅毒

第23章 コッホ菌、最大の敵---カルメットとBCG 

第24章 熱帯の微生物学

第2編 細菌汚染との闘い

 第4部 水の呪い

序 きれいな水を求めての闘い

第25章 飲用水の大汚染

第26章 人間の排泄物は災害か、それとも国の富か?

第27章 下水道直結式水洗便所の一大恐怖

第28章 散布式下水処理場---救いの神か悪臭か?

第29章 飼いならされる細菌---生物学的浄水場

 第5部 きれいな空気を求めての闘い

第30章 産業による大気汚染

第31章 痰を吐くことを禁ずる!

第32章 街角での危険

第33章 住宅における細菌の危険

第34章 危険度の高い場所

 第6部 細菌の媒体

第35章 ごみ

第36章 ぼり切れの地獄のような循環

第37章 動物の危険

第38章 第三の災禍---ハエ

第39章 汚染源としての人間

エピローグ---新しい問題か、永遠の問題か?

訳者:寺田光徳、田川光照

906ページ

定価:本体9500円

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『ことばを考える 5』(愛知大学言語 学談話会 編、あるむ、2006年)

伊藤忠夫「マイケル・トマセロと言語研究---人間認知の文化的起源」

加藤俊夫「風景描写は退屈か---3つのテキスト(フロベール、永井荷風、出口裕弘)をめぐって」

田川光照「フランス語改革論者レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ」

高橋秀雄「書くことと考えること---モンテーニュの場合」

片岡邦好「「語り」における空間描写---言語とジェスチャーのマルチ・モーダルな詩的分析に向けて」

早川勇「ウェブスター辞書の系譜と伝統」

小池保利「北京郵電大学における日本語教育」

田本真喜子「アングロ・サクソン時代の結婚と結婚用語」

池和子「King Alfredの魅力」

田本健一「アングロ・サクソン時代と文献学」

編者:愛知大学言語学談話会

216ページ

定価:本体1800円

 

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ミシェル・ヴィヴィオルカ『暴力』 (新評 論、2007年)

現代「暴力論」の決定版。

はじめに

第一部 新しいパラダイム

 第一部序

 第1章 暴力と紛争

 第2章 暴力と国家

 第3章 被害者の出現

 第4章 暴力とメディア

第二部 古典的アプローチ

 第二部序 

 第5章 危機とフラストレーション

 第6章 道具的暴力 

 第7章 文化とパーソナリティ 

 第8章 古典的社会学の限界 

第三部 主体の印し 

第三部序 

 第9章 暴力、意味の喪失と再充填 

 第10章 無意味の仮説

 第11章 残酷 

 第12章 主体の印し 

おわりに

訳者:田川光照

380ページ

定価:本体3800円

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『続 人はなぜ暴力をふるうの か』(共著、 梓出版社、2010年)

共同研究「暴力および暴力論」第2期の成果。  

はしがき

概要

第1章 暴力の形而上学 (海老澤善一)

第2章 暴力概念のひろがり (太田 明)

第3章 不気味なものの支配と暴力------リアリティ喪失の時代とリアリティの再考------ (高須健至)

第4章 戦争と暴力------「戦う道具」としての兵士------ (田川光照)

第5章 現代天皇制とキリスト教 (常石希望)

竹中克英さんの死を悼む

『人はなぜ暴力をふるうのか』(2003年)目次

あとがき

編者:海老澤善一、大田明、高須健至、田川光照、常石希望

216ページ

定価:本体2000円+税

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『ことばを考える 6』(愛知大学 言語学談 話会 編、あるむ、2010年)

高橋秀雄「大岡昇平『俘虜記』より「捉まるまで」を日仏対照により読む」

加藤俊夫「アメデ・アシャール覚書」

田川光照「胡椒商人が感謝する作家とは?-----サド侯爵によるレチフ批判の名言をめぐって」

山口啓三「『高慢と偏見』再論」

北尾泰幸「ことばに潜む科学-----生成文法理論の基本概念」

山本雅子「受動構文の統一的意味------自体把握の観点から」

韓 銀暎「日本語における陳述動詞の弁別基準について」

葛谷 登「「一般意志」について------ことばの思想史:「中国のルソー」の場合(上)」

島田 了「ヴィンケルマンと美をめぐるドイツの作家たち」

加納 寛「スピリッツ・ウォーズ------15世紀タイにおける呪術戦争」

編者:愛知大学言語学談話会

233ページ

定価:本体2000円+税

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『ことばを考える 7』(愛知 大学 言語学談会編、あるむ、2015年)

田川光照「李外秀『夢見る植物』について」

宇佐美孝二「詩における西洋の感覚受容の歴史と問題点」

田本健一「中世前期極彩色写本―ヒベルノ・サクソン写本の系譜―」

葛谷 登「クレイグ先生逸聞拾遺」

小池保利「中国の師範大学における日本語教育」

小坂敦子「外国語としての英語ライティング教育における詩の有用性についての一考察」

高橋秀雄「表現について」

鈴木康志「話し言葉における自由間接話法とエコー発話−エリス・ヘルディン(1905年)から山口治彦 (2009年)まで−」

田本真喜子「英語語彙変遷史ー行間注の導入」

北尾泰幸「生成文法の英語教育への応用―制限関係節と同格節を題材に―」

稲垣 昭「冠詞論の変容に見られる伝統文法存続の要因−主にフランス語を例にしてー」

編者:愛知大学言語学談話会

303ページ

定価:本体2500円+税

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